からだの話

からだの話

若者にしか聞こえない「モスキート音」——年齢で聞こえる音が変わる

コンビニの前で、若い人だけが「うるさい」と顔をしかめ、大人は何ごともなかったように通り過ぎていく——そんな場面を生むのが「モスキート音」です。17キロヘルツ前後のとても高い音で、若い耳にははっきり届くのに、年を重ねた耳にはほとんど無音になり...
からだの話

くしゃみで必ず目を閉じてしまうのはなぜか——開けられない反射

くしゃみが出そうになった瞬間、まぶたは自分の意志と関係なくぎゅっと閉じます。「開けたまま出すぞ」と身構えても、たいていは間に合いません。これは行儀でも気合いでもなく、鼻から始まった反射が顔の筋肉まで一気に巻き込むからです。止めようとしても止...
言葉と論理の話

「ものもらい」は関西で「めばちこ」——目の病気の呼び名が地域でこんなに違う

まぶたの縁がぷっくり腫れて、まばたきのたびにゴロゴロする。あの目のできものを、あなたは何と呼ぶでしょうか。関東では「ものもらい」ですが、大阪や神戸の人に言うと「それ、めばちこやろ」と返ってくるはずです。同じひとつの病気なのに、日本全国では1...
からだの話

人の歯は一度しか生え変わらないのはなぜか——何度も生えるサメの歯

子どものころ、ぐらぐらの乳歯が抜けて、その下から大人の歯が生えてきた。だれもが経験する、あの歯の生え変わりです。ところが、この生え変わりは一生に一度きり。大人になってから永久歯を失っても、もう二度と、新しい歯は生えてきません。いっぽう、海の...
からだの話

耳の中には「金づち・金床・あぶみ」がある——人体でいちばん小さい骨の話

私たちの耳の奥には、大工道具や馬具の名前を持つ、3つの小さな骨があります。金づち、金床、そしてあぶみ。まるで小さな鍛冶場のような名前が、鼓膜のすぐ内側にそろっているのです。しかも、そのうちの一つは、人体でいちばん小さい骨として知られています...
からだの話

しゃっくりはなぜ出るのか——止まらない仕組みと、進化が残した「名残」

しゃっくりの正体は、胸とお腹を仕切る横隔膜(おうかくまく)という筋肉が、自分の意思とは関係なく勝手にけいれんする現象です。ふだんは静かに呼吸を助けているこの筋肉が、突然ピクッと暴れ出す。それがあの「ヒック」の始まりです。ところが不思議なこと...
からだの話

薬指はなぜ「薬」指なのか——五本の指の名前の由来

親指・人差し指・中指・小指——どれも「見たまま」の名前なのに、四番目の指だけはなぜか「薬指」。薬をつける指でもないのに、と不思議に思ったことはないでしょうか。じつはこの名前、昔の人の暮らしと、ちょっとした体のしくみが関わっています。この記事...
からだの話

朝起きたときだけ身長が少し高いのはなぜか——背骨と水分

朝いちばんに身長をはかると、夜より少し高く出る。健康診断で「去年より伸びた?」と一瞬うれしくなったこと、ありませんか。じつはこれ、気のせいではありません。私たちの身長は、一日のうちで平均1〜2センチも伸び縮みしています。朝がいちばん高く、夜...
からだの話

寝入りばなに体が「ビクッ」となるのはなぜか——ジャーキングの正体

ウトウトと眠りに入りかけた瞬間、体が「ビクッ」と跳ねて目が覚める——。階段を一段踏み外したような、宙に落ちるような、あの一瞬の感覚に覚えのある人は多いはずです。これには「入眠時ミオクローヌス」、通称ジャーキングという名前があります。健康な人...