世界の文化雑学

言葉と論理の話

「本命」「対抗」「大穴」——選挙報道の言葉は競馬新聞から広まった

「本命」「対抗」「大穴」「ダークホース」。選挙の開票速報で当たり前のように流れるこれらの言葉は、たどっていくとほとんどが競馬場と競馬新聞にたどり着きます。政治の言葉でもスポーツの言葉でもなく、馬券を買う人たちの言葉が、いつのまにかニュースの...
言葉と論理の話

星の名前の語源——スバルは日本語、シリウスはギリシャ語、ベテルギウスはアラビア語

冬の夜に赤くともるベテルギウス、青白く輝くシリウス、小さく寄り集まったスバル。どれも一度は耳にした星の名前ですが、その出どころをたどると、生まれた土地も言葉もまるでばらばらです。スバルは日本語、シリウスはギリシャ語、ベテルギウスはアラビア語...
言葉と論理の話

トルコ石はトルコで採れない——産地はペルシャ、名前だけがトルコを通った

トルコ石は、トルコでは採れません。青と緑のあいだを揺れるあの石の主な産地は、古くはペルシャと呼ばれた現在のイランです。ではなぜ「トルコの石」という名前がついたのでしょうか。鍵になるのは産地ではなく、ヨーロッパへ運ばれた「通り道」のほうです。...
言葉と論理の話

天気雨を「狐の嫁入り」と呼ぶのはなぜか——狐の化かしと、世界の「動物の結婚式」

「狐の嫁入り」という言葉には、まったく別の二つの顔があります。ひとつは、日が照っているのに雨が降る「天気雨」。もうひとつは、夜の山に無数の怪しい火がぽつぽつと連なって見える現象です。呼び名は同じでも、指しているものは昼と夜ほど違います。それ...
世界の文化雑学

欧米でくしゃみに「Bless you」と言うのはなぜか——魂と病をめぐる古い言い伝え

「はくしょん!」と誰かがくしゃみをすると、英語圏では周りの人がすかさず「Bless you(ブレス・ユー)」と声をかけます。見ず知らずの相手でも、電車で隣り合っただけの人にでも同じです。日本にはこの習慣がほとんどないので、はじめて言われると...
世界の文化雑学

世界で唯一「四角くない国旗」の国——ネパールの理由

世界にはおよそ200の国があり、それぞれに国旗があります。デザインは実にさまざまですが、じつは一つだけ、すべての国旗に共通する点があります。どの国旗も、長方形か正方形、つまり「四角い」という点です。ところが、その常識にただ一国だけ、堂々と背...
世界の文化雑学

アメリカがメートル法を使わないのはなぜか——世界で数少ない「ヤード・ポンド」の国

身長はフィート、体重はポンド。気温は華氏で、牛乳はガロン。アメリカの映画やニュースに出てくる数字は、日本の感覚とどうもかみ合いません。「5フィート10インチ」と言われても、とっさに背の高さが浮かばない人は多いはずです。世界の大半の国は、メー...
世界の文化雑学

そっくりな国旗があるのはなぜか——モナコとインドネシアはほぼ同じ

モナコの国旗とインドネシアの国旗は、上が赤・下が白の二色旗で、デザインがほぼ同じです。違いは縦横の比率だけ。国際会議のように比率をそろえて掲げる場では、事実上見分けがつきません。世界にはこうした「そっくり国旗」のペアがいくつもあり、なかには...
世界の文化雑学

西洋でなぜ「13」は不吉とされるのか——最後の晩餐と、13階のないビル

海外のホテルやエレベーターで「13」が飛ばされるのはなぜか。最後の晩餐の13人と裏切り、キリスト処刑の金曜が重なる「13日の金曜日」、完全な数「12」のはみ出し、そして日本の「4」「9」との共通点まで紹介します。