社会と仕組みの話

社会と仕組みの話

部活とサークルは何が違うのか、大学の同好会はどちら?

中学校と高校の部活動は、国が告示する学習指導要領に名前が書かれています。ところが大学のサークルのほうは、法令をどれだけ探しても「サークル」という語が見つかりません。放課後や空き時間に集まって同じようなことをしているのに、制度の上での立ち位置...
社会と仕組みの話

ポテトチップスかどうかで税金が変わる、プリングルズが裁判になったわけ

イギリスでは、プリングルズが「ポテトチップスかどうか」をめぐって、税務当局とメーカーが3つの裁判所で争いました。ポテトチップスなら税金がかかり、そうでなければかかりません。2009年5月に控訴院(こうそいん)は「ポテトチップスに似ていて、じ...
社会と仕組みの話

子どもが蹴ったボールでけが、親の責任はどこまで?

子どもが遊んでいて、うっかり人にけがをさせてしまったら、親はどこまで責任を負うのでしょうか。この問いに最高裁判所がはっきり答えた裁判があります。きっかけは、小学生が校庭で蹴った一つのサッカーボールでした。ボールは道路に転がり出て、バイクで通...
モノと道具の話

名札はなぜ右胸につけるのか、左胸の人は何が違う?

名札を右胸につけるか左胸につけるかを決めているのは、体の左右ではありません。基準になっているのは、その日着ている服の胸ポケットです。陸上自衛隊の通達は、名札の位置を「右胸ポケットの中央上端部から5ミリメートル」と書いています。学校が配る名札...
社会と仕組みの話

卒業証書と卒業証明書は何が違うのか——左手が先の決まりはない

「卒業証書」と「卒業証明書」は、名前が一字違いなだけの別の書類です。前者は卒業式で一度だけ渡され、多くの学校では再発行されません。後者は申請すれば何度でも出てきます。式の練習で「左手を先に出して受け取る」と習った人もいるでしょう。ところが、...
社会と仕組みの話

消防車はなぜ赤いのか——法令の言葉は「赤」ではなく「朱色」

消防車が赤いのは法律で決まっているから——そう説明されることが多いのですが、その法令に書かれている色の名前は「赤」ではありません。条文が使っているのは「朱色」の二文字です。しかも、どの朱色なのかは書かれていません。色の名前だけを決めて、濃さ...
社会と仕組みの話

祝日と祭日は何が違うのか——祭日は廃止され、日付が残った

祭日という区分は、法律の上では1948年になくなっています。いまカレンダーが赤くしている日は、すべて「国民の祝日」です。それでも「祝祭日」という言い方は生き残り、辞書にも項目として載り続けています。消えたのは呼び名のほうで、日付のかなりの部...
社会と仕組みの話

市外局番はどう決まるのか——桁が短い地域ほど、電話が多い

東京の「03」は、市外局番が2桁ではありません。先頭の「0」は市外局番の一部ではなく、これから国内へつなぐという合図。東京の市外局番は、たったの1桁です。では、その1桁はどうやって選ばれたのでしょうか。地図の上での位置と、その土地にどれだけ...
社会と仕組みの話

110番・119番はなぜこの番号か——かけ間違い対策の数字

110番と119番は、どちらも「かけ間違いを減らす」という一点から逆算して決まった番号です。覚えやすさよりも先に、慌てている人が指を滑らせない配置が優先されました。その証拠に、消防の番号は最初から119番だったわけではありません。大正15年...