文化と価値観の話

文化と価値観の話

雪駄は草履の一種だった、下駄・草鞋とはどこが違う?

四つを分けているのは、足を載せる台の素材と、その台を足に留める方法です。下駄は木の台に歯がついたもの、草履は歯のない平らな台に鼻緒(はなお)をすげたもの、草鞋(わらじ)は藁(わら)を編んで紐で足に結びつけたもの。そして雪駄(せった)は、竹皮...
身近な心理と行動の話

カリギュラ効果とは何か、もとの映画は本当に上映禁止だった?

カリギュラ効果とは、禁止されたり制限されたりすると、かえってその行為への関心や欲求が強まる現象をさす言葉です。ただしこれは日本で広まった通称で、心理学の正式な用語ではありません。学問のほうで同じ現象を扱うときに使われるのは、1966年にアメ...
歴史と変遷の話

お年玉はなぜ子どもがもらうのか、江戸の年玉は貝杓子や鼠半紙

お年玉のもとは、お金ではなく餅でした。正月に年神(としがみ)を迎えるため、家々は餅を供えます。その餅を家長が下ろして家族に分け与えたもの。それが年玉のはじまりだと考えられています。配るのが大人で、受け取るのが子どもなのにも理由があります。年...
歴史と変遷の話

門松の主役は松か竹か、玄関の前に立てるのはどうして?

門松は、正月に家を訪れるとされる年神(としがみ)を迎えるための目印です。玄関の前という場所が選ばれたのは、そこが家の内と外の境にあたるからでした。松と竹のどちらが主役かは、時代によって入れ替わっています。古いのは松のほうで、竹が添えられるよ...
言葉と論理の話

有名な慣用句30選、油を売るはどこで油を売っていたのか

「油を売る」の油は、江戸時代に売り歩かれていた髪油のことです。髪油の行商人が客を相手に世間話をしながら商っていたところから、仕事の途中で無駄話をして怠けることを指すようになりました。用例は川柳集『柳多留拾遺』(1801年)にあり、二百年以上...
言葉と論理の話

有名なことわざ30選、情けは人の為ならずは誰のため?

「情けは人の為ならず」は、情けをかけるとその人のためにならない、という意味ではありません。人にかけた情けは巡り巡って、よい報いとなって自分に返ってくる。これが本来の意味です。文化庁の国語に関する世論調査では、本来の意味で理解している人と逆の...
言葉と論理の話

おしゃれな四字熟語30選、花鳥風月や月下氷人などの意味と起源

四字熟語を「おしゃれ」と感じるとき、多くは字面の作りに理由があります。花と鳥、風と月というように、自然の景物を二つずつ組にして並べた対句の形。これが四字のなかに余白を生み、意味を説明しきらないまま景色だけを残していきます。音も効いています。...
言葉と論理の話

かっこいい四字熟語30選、不撓不屈や獅子奮迅などの意味と起源

四字熟語を「かっこいい」と感じるとき、そこには二つの共通点があります。ひとつは音の強さ。カ行やタ行の破裂音が並ぶと、口に出したときに芯が通って聞こえる。もうひとつは意味の一貫性で、四字のあいだに迷いがなく、ひとつの態度を言い切っているものほ...
歴史と変遷の話

端午の節句の主役は菖蒲だった、なぜ五月五日に決まったのか

端午の節句は、もともと菖蒲(しょうぶ)で厄を払う日でした。兜も武者人形も空を泳ぐ鯉も、ずっとあとから加わった飾りです。主役は軒に挿す一束の草で、香りの強さこそが行事の中心にありました。では、なぜ五月五日なのでしょうか。「端」は「はじめ」、「...