心理学の効果・現象

身近な心理と行動の話

カリギュラ効果とは何か、もとの映画は本当に上映禁止だった?

カリギュラ効果とは、禁止されたり制限されたりすると、かえってその行為への関心や欲求が強まる現象をさす言葉です。ただしこれは日本で広まった通称で、心理学の正式な用語ではありません。学問のほうで同じ現象を扱うときに使われるのは、1966年にアメ...
言葉と論理の話

ゲシュタルト崩壊は目の疲れではない、では何が弱っているのか

同じ漢字をじっと見つめていると、線の集まりがほどけて、それが何という字だったのか急にわからなくなる。この現象はゲシュタルト崩壊と呼ばれます。このとき弱っているのは、目ではありません。バラバラになった部品はちゃんと見えているからです。抜け落ち...
からだの話

デジャブはなぜ起きるのか、若いほど多いという不思議

初めて入った店なのに、この棚の並びを前にも見た気がする。そう感じたことのある人は、健康な成人のおよそ4人に3人にのぼります。意外なのは、この体験がいちばん多い年代です。記憶があやしくなってくる頃ではなく、10代後半から20代前半あたりに頂点...
身近な心理と行動の話

あくびが人にうつるのはなぜか、共感が強い相手ほどつられやすい

目の前の人があくびをすると、つられて自分もあくびが出てしまう。この「伝染するあくび」は、見たときだけに起きるのではありません。あくびの音を聞いたときや文章を読んだとき、さらには「あくび」について考えただけでも誘発されることがあります。じつは...
身近な心理と行動の話

カクテルパーティー効果とは何か、騒がしい店で自分の名前だけ聞こえるわけ

ざわざわとした居酒屋やパーティー。たくさんの声が入り混じるなかでも、だれかが自分の名前を口にすると、ふっと耳に飛び込んできます。まわりの雑談はほとんど聞いていなかったのに、名前だけは、なぜか届く。この不思議な現象には、ちゃんと名前がついてい...
からだの話

歳をとるとなぜ1年が早く感じるのか、子どもの夏休みが長かったわけ

なぜ歳をとると1年が早く感じるのか。有名な「ジャネーの法則」の中身と限界、「新しい経験の量」で時間の感じ方が決まる心理学の見方、そして流れを取り戻すコツまで解説します。
身近な心理と行動の話

ミルグラム実験——人はなぜ「命令」で残酷になれるのか、服従の心理

「上からの命令だった」「ただ指示に従っただけだ」——歴史上の重大な事件で、こうした言葉が語られることがあります。では、ごく普通の人でも、権威ある者の命令があれば本当に残酷な行為に手を染めてしまうのでしょうか。この問いに正面から挑んだのが、心...
身近な心理と行動の話

正常性バイアスとは何か、「自分は大丈夫」で逃げ遅れないために

火災報知器が鳴っても、「どうせ誤作動だろう」と席を立たない。大雨で避難の呼びかけがあっても、「うちはまだ大丈夫」と動かない。こうした反応は、特別に油断した人だけのものではありません。じつは多くの人に共通する、心のクセが関係しています。それが...
身近な心理と行動の話

バーナム効果とは何か、占いが当たってると感じてしまうわけ

占いや性格診断が「自分のことだ」と当たって感じるのはなぜ? 1948年の実験から、誰にでも当てはまる言葉を自分専用と思い込むバーナム効果の仕組みを、血液型診断の例まで解説します。