言葉と論理の話

「いってきます」「ただいま」、日本語に往来のあいさつがあるのはなぜか

家を出るとき、私たちは「いってきます」と口にします。そして帰ってくれば「ただいま」。あまりに自然で、いちいち意味を考えることなどありません。ところが、あらためて並べてみると、これらの言葉はきれいな"対"になっています。「いってきます」には「...
一般教養の話

なぜ日本は部屋の広さを「畳」で測るのか——一畳が地域で違う話

「6畳一間(ひとま)」と聞けば、だいたいの広さが頭に浮かびます。日本では、部屋の広さを畳の枚数で数えるのが当たり前です。ワンルームでも和室でも、まず「何畳か」を気にする人は多いでしょう。ところが、その物差しには落とし穴があります。同じ「6畳...
からだの話

朝起きたときだけ身長が少し高いのはなぜか——背骨と水分

朝いちばんに身長をはかると、夜より少し高く出る。健康診断で「去年より伸びた?」と一瞬うれしくなったこと、ありませんか。じつはこれ、気のせいではありません。私たちの身長は、一日のうちで平均1〜2センチも伸び縮みしています。朝がいちばん高く、夜...
モノと道具の話

消しゴムで鉛筆の字が消えるのはなぜか——ゴムが文字を巻き取るしくみ

ノートに書き間違えたとき、私たちは何気なく消しゴムを手に取ります。二、三度こすれば、黒い文字はきれいに消えてしまう。あまりに当たり前で、立ち止まって考えることもありません。でも、あの黒い文字はどこへ行ったのでしょうか。紙にしみ込んで見えなく...
生きものの話

カタツムリとナメクジは何が違うのか——殻のあるなしの境界

雨あがりの庭先で、カタツムリとナメクジに出会うことがあります。背中に殻を背負っているのがカタツムリ、殻がなくてぬめっとしているのがナメクジ。見分けるのは簡単そうに思えます。では、カタツムリの殻を取ったら、ナメクジになるのでしょうか。答えはノ...
一般教養の話

神社の狛犬、片方は口を開け片方は閉じているのはなぜか——「阿吽」の意味

神社の鳥居をくぐると、参道の両脇に一対の狛犬(こまいぬ)が構えています。ふと見ると、片方は口を大きく開け、もう片方はきゅっと口を閉じている。左右で表情が違うことに、気づいたことはないでしょうか。この開いた口と閉じた口には、ちゃんと意味があり...
言葉と論理の話

「破天荒」の本当の意味——「豪快な人」ではない

「彼は破天荒な人だ」と言うとき、多くの人は豪快で型破り、少しやんちゃな人物を思い浮かべます。破れかぶれで大胆、といったニュアンスで使われることも多い言葉です。ところが、「破天荒」の本来の意味はそこにはありません。もとは「誰も成し遂げられなか...
からだの話

寝入りばなに体が「ビクッ」となるのはなぜか——ジャーキングの正体

ウトウトと眠りに入りかけた瞬間、体が「ビクッ」と跳ねて目が覚める——。階段を一段踏み外したような、宙に落ちるような、あの一瞬の感覚に覚えのある人は多いはずです。これには「入眠時ミオクローヌス」、通称ジャーキングという名前があります。健康な人...
一般教養の話

神社の参拝はなぜ「二礼二拍手一礼」なのか——拍手の数の意味

神社の「二礼二拍手一礼」。礼は神様への敬意、拍手(柏手)は感謝を告げ邪気を祓う意味があります。鳥居・手水・鈴といった前後の作法、出雲大社の四拍手、そして実は明治以降に整った新しい作法だという話まで紹介します。