世界の文化比較

歴史と変遷の話

結婚指輪と婚約指輪は何が違うのか、日本に先に来たのはどちら?

婚約指輪と結婚指輪は、似た形をしていても役割がはっきり分かれています。婚約指輪は結婚の約束を交わすときに片方から贈られるもの、結婚指輪は式で二人が交換して着け続けるものです。値段の相場も、買う人の割合も、そして日本に入ってきた時期さえ違いま...
言葉と論理の話

乾杯のマナーは国でどう違うのか——水で乾杯しない国

乾杯でグラスを合わせる理由は、実のところ分かっていません。毒を盛られていないと確かめるためだ、という説明を聞いたことがあるかもしれません。あれは後から作られた話とされ、いくつもの検証で根拠のなさが指摘されています。ところが妙なもので、「グラ...
言葉と論理の話

NIPPONとJAPANはなぜ使い分けるのか、切手と旅券で違うわけ

郵便切手の隅には「NIPPON」と印刷されています。ところがパスポートの表紙に金色で押されているのは「JAPAN」です。どちらも同じ国を指しているのに、綴りがまるで違います。この食い違いは、うっかり揃え忘れたわけではありません。「NIPPO...
社会と仕組みの話

世界の首都はどうやって決まるのか、首都が3つある国とは?

オーストラリアの憲法には、首都をどこに置くかではなく、どこに置いてはいけないかが書かれています。ニューサウスウェールズ州の中であること。そしてシドニーから100マイル(約160キロ)以上離れていること。この条件を満たす牧草地の一角に、あとか...
言葉と論理の話

ミドルネームとは何か、日本にないのはなぜ?

ミドルネームは、姓と名に続く三つ目の名前ではありません。英語圏の名前は「与えられた名(given name)」と「受け継いだ姓(surname)」の二種類でできていて、ミドルネームは前者の仲間です。ファーストネームの相棒であって、姓と並ぶ独...
言葉と論理の話

「指切りげんまん」の指切りとは何か、江戸の遊里で行われていたこと

「指切りげんまん、嘘ついたら針千本のーます」。子どもが約束をするときの唱えごとですが、並んでいる言葉はどれも穏やかではありません。指を切る。拳で一万回打つ。針を千本飲ませる。このうち先頭の「指切り」は言葉の綾ではなく、江戸時代の遊里(ゆうり...
言葉と論理の話

舌打ちで「いいえ」を意味する国がある、日本と何が違うのか

舌を上あごに当てて鳴らす「チッ」という音は、世界の少なくない地域で「いいえ」という返事に使われています。日本では不快さのしるしとして受け取られるあの音が、地中海の向こう側では会話のふつうの部品として働いているのです。しかも話は「同じ動作でも...
言葉と論理の話

「タメ口」の「タメ」とは何か、もとは賭け事の言葉だった

「タメ口」の「タメ」は、もともとサイコロの目を指す言葉だったとされます。二つのサイコロを振って同じ数字が並ぶ、あのゾロ目のことです。賭場で使われていた符丁が、どうして「敬語を使わない話し方」の名前になったのでしょう。賭博の隠語から不良少年の...
文化と価値観の話

シャツのボタンはなぜ男女で逆なのか、ナポレオン説は本当か

男性用のシャツはボタンが右側に、女性用のシャツは左側についています。着る人から見た向きの話で、日本だけの決まりではありません。世界中の既製服が、判で押したように同じ向きへ分かれています。ところが「なぜそう分かれたのか」を示す記録は、いまだに...