コウモリがウイルスを持っていても平気でいられるのは、強い力でウイルスを片づけているからではありません。感染そのものは起きていて、そのあと体が大騒ぎしない仕組みのほうが備わっている、というのが今の見方です。追い出す力ではなく、居座られても壊れない造りに寄った体だと言い換えられます。
その造りを支えていると考えられているのが、飛ぶという移動方法です。飛んでいるコウモリは代謝を安静時の15〜16倍まで上げ、体温は人でいう発熱と同じ範囲に入ります。毎日それを繰り返す体に合わせて、炎症を起こす側のスイッチが鈍く作り替えられてきたという筋書きです。ただしコウモリは無敵ではありません。狂犬病ウイルスでは死にますし、あるカビには数百万匹の単位で倒されています。
コウモリは本当にウイルスで死なないのか

「死なない」は言いすぎで、正しくは「平気でいられるウイルスの範囲が広い」です。人や家畜に致命的な病気を起こすウイルスを抱えたまま、見た目には健康に飛び回っています。その一方で、まったく歯が立たない相手もいるのです。
平気なウイルスと、そうでないウイルス
コウモリ由来とされる感染症は、名前を並べるだけで物々しくなります。マールブルグ病・エボラ出血熱・ヘンドラウイルス感染症・ニパウイルス感染症、そして重症急性呼吸器症候群(SARS)。どれも人が感染すると重くなりやすい病気ばかりです。
| ウイルス | 知られた年 | 人へ届くまでの中継動物 |
|---|---|---|
| マールブルグ | 1967年 | サルなどの霊長類 |
| エボラ | 1976年 | サルなどの霊長類 |
| ヘンドラ | 1994年 | 馬 |
| ニパ | 1997年 | 豚 |
| SARSコロナウイルス | 2003年 | ハクビシンなどの食用動物 |
| 狂犬病 | 古くから | 中継なし(直接かまれる) |
表を横に見ると、多くが中継動物をはさんでいることに気づきます。コウモリのウイルスが人へ直接飛び移るのは難しく、豚や馬でいったん増えたものに人が大量に触れて感染が成立した、という順番です。人に届く前に、ウイルスは一度どこかで変異している場合が多いことになります。
ニパもヘンドラもコウモリ自身は弱らない
ニパウイルスはオオコウモリから豚へ、ヘンドラウイルスはオオコウモリから馬へ渡り、その家畜から人へ広がりました。人では致死率の高い病気になりますが、もとの宿主であるオオコウモリは目立って弱りません。感染を受け、ウイルスを尿や唾液に出しながら、そのまま暮らしています。
狂犬病ウイルスに感染したコウモリは死ぬ
例外がはっきりしているのが狂犬病ウイルスです。コウモリも発症して死にます。米国では、狂犬病にかかったコウモリが地面に落ちて動けなくなっている状態で見つかることが多く、これが人への感染源になっています。「コウモリはどんなウイルスも平気」という言い方は、この一点だけでも成り立ちません。
カビには驚くほど弱い
ウイルスで語られがちなコウモリですが、この二十年で最も多くのコウモリを殺したのはカビでした。白い鼻症候群(White-nose Syndrome)と呼ばれる病気です。
北米では3種が9割以上減った
2006年にニューヨーク州で確認されてから、このカビは北米の大半の州とカナダの各州へ広がりました。2018年までに、アメリカ東部ではリトルブラウンバット・ノーザンロングイヤードバット・トライカラードバットの3種が9割以上減ったと報告されています。ねぐらによっては、その冬に9割から10割が死んだ例もあります。
冬眠を何度も起こされ、脂肪を使い切る
カビが直接コウモリを溶かすわけではありません。冬眠中の鼻や翼の皮膚に生えることで、コウモリが何度も目を覚ましてしまいます。目覚めるたびに体温を上げ直すので、感染した個体は健康な個体の2倍の速さでエネルギーを使い、春を待たずに脂肪切れで餓死します。低い体温で冬を越す設計が、そのまま弱点になった形です。
「抵抗」ではなく「耐性」の体
免疫の話には、二つの生き延び方があります。ひとつは病原体そのものを減らす抵抗、もうひとつは病原体がいても体が壊れない耐性です。コウモリが得意なのは後者だと考えられています。
体を壊すのは病原体より免疫のことがある
重い感染症で人が倒れるとき、体を痛めつけているのはウイルスそのものより過剰な免疫反応であることがあります。肺の炎症も高熱も、敵を叩こうとして自分を焼いている状態です。コウモリはこの焼きすぎの部分を控えめに済ませています。そのぶんウイルスは残りますが、体は動き続けます。
飛ぶことは毎日の発熱と同じなのか

羽ばたいて飛び続けられる哺乳類はコウモリだけです。この移動方法が免疫の形を決めたのではないか、という見方が広く共有されています。飛翔がもたらす代謝の跳ね上がりが、発熱と同じ効果を毎日もたらしているという考え方です。
代謝は安静時の15〜16倍に上がる
飛ぶという移動は、走るのとは桁が違うほど燃料を食います。米国CDCの専門誌に載った2014年の総説は、その差を数字で並べました。
| 動物 | 動き方 | 安静時からの代謝の上がり方 |
|---|---|---|
| コウモリ | 飛ぶ | 15〜16倍 |
| げっ歯類 | 疲れ果てるまで走る | 7倍 |
| 多くの鳥 | 飛ぶ | 2倍 |
同じ「飛ぶ」でも、鳥とコウモリでは負荷がまるで違います。鳥は羽毛と軽い骨格で飛ぶことを効率化しましたが、コウモリは手の指の間に張った膜を動かして飛びます。燃費の面では、割に合わない造りをしているわけです。
体温は38〜41度、発熱と同じ範囲
代謝が上がれば熱が出ます。飛行中のコウモリの体の中心の温度は、哺乳類が発熱したときの範囲とされる38〜41度に届きます。人でいえば、えさを探しに出るたびに39度の熱を出しているようなものです。
休むと体温を大きく下げる種も多い
上がるだけではありません。多くのコウモリは、休息中に体温を周囲の気温近くまで落とす休眠を日常的に使います。1日のうちに体温が大きく往復する動物であり、その振れ幅そのものが免疫の働き方に効いていると見られています。
熱に耐えるウイルスだけが残る
この毎日の高体温を、ウイルスの側から見るとどうなるか。そこから出てきたのが「飛翔は発熱である(flight as fever)」という仮説です。
毒性の低いウイルスが選び残される筋書き
毎日のように発熱状態にさらされる宿主のなかでは、熱に弱いウイルスは増えられません。生き残るのは高体温に耐えるウイルスで、宿主を弱らせすぎない性質も同時に選ばれます。その結果コウモリの体内には毒性の低いウイルスが多様に蓄えられ、体温がそこまで上がらない別の動物へ移ったとたん、抑えが利かなくなる。仮説はそう説明します。
確かめる実験がまだ組めていない
もっとも、これは仮説です。飛んでいるコウモリの体温だけを下げて比べるような実験は難しく、証拠は状況証拠の積み上げにとどまります。体温と免疫が結びついていること自体は繰り返し確かめられていますが、「だからウイルスが穏やかになった」の部分は証明されていません。
抗体の働きまで体温で変わる
体温と免疫の結びつきを、抗体の側から測った研究があります。2024年に発表されたもので、ヨーロッパに住む2種のコウモリの抗体を三つの温度に置いて比べています。冬眠時の4度、休息時の22度、そして飛翔時の42度です。
42度では結合相手が19種類から約2400種類へ
22度で強く結合したタンパク質は19種類でした。ところが42度では約2400種類、試したタンパク質のおよそ14%に広がりました。同じ実験を人の抗体で行っても、温度による変化はごくわずかです。体温が上がるほど守備範囲が広がる抗体は、コウモリに特有の性質と見られています。
くっつく先は死んだ細胞、つまり後始末
広がった守備範囲の中身が、この研究のおもしろいところです。42度の抗体は、生きた細胞ではなく死んだ細胞によく結合しました。激しい運動で傷んだ細胞を早めに回収すれば、そこから漏れた中身が炎症の火種になるのを防げます。敵を攻撃する働きというより、散らかりを片づける働きに寄っているわけです。
炎症のスイッチはどこが鈍いのか

この十数年、コウモリのゲノムと細胞を調べた研究は、驚くほど同じ方向を指してきました。見つかる違いの多くが、ウイルスを攻撃する装置ではなく、炎症を起こす側のブレーキに集まっているのです。
STINGのアミノ酸が一つ違う
細胞の中に迷い込んだDNAを見張り、警報を鳴らす装置をSTING(スティング)と呼びます。この装置に、コウモリ特有の変更が加えられていました。
※ インターフェロンとは、ウイルスに感染した細胞が出す警報物質のことです。周りの細胞に「守りを固めろ」と伝える働きをしますが、出すぎると発熱やだるさなど、体のほうが傷む反応も起こします。
358番目のセリンが置き換わっている
2018年の研究では、調べたコウモリのSTINGで358番目のアミノ酸であるセリンが別のものに替わっていると報告されました。この一文字の違いで、インターフェロンを呼び出す働きが弱まります。この位置は多くの哺乳類で共通しているとされ、たまたま個体差が出たという話ではなさそうです。
警報は鳴る、鳴りっぱなしにならない
注意したいのは、装置が壊れているわけではない点です。コウモリの細胞もインターフェロンを出しますし、ウイルスの増殖はきちんと抑えます。違うのは音量で、鳴りはするが鳴り続けない。守りを保ったまま、自分を焼く分だけを削った調整と言えます。
インフラマソームが働きにくい
炎症の火をつける別の装置についても、同じ傾向が見つかっています。
※ インフラマソームとは、細胞の中で組み上がる装置の名前です。危険を感じ取ると炎症を起こす物質を作り出し、発熱や腫れの引き金を引きます。NLRP3はその代表格です。
インフルエンザやMERSでも反応が小さい
2019年の研究では、コウモリの免疫細胞にインフルエンザウイルスやMERSコロナウイルスを感染させても、NLRP3の反応が他の哺乳類より小さいことが示されました。細菌の成分や薬品で刺激した場合も同様です。ウイルスは同じように増えているのに、炎症だけが控えめに終わります。
DNAの見張り役を一家族まるごと失った
削られているのは働きの強さだけではありません。遺伝子そのものが消えている例もあります。
PYHIN遺伝子群が10種のコウモリで見つからない
細胞内のDNAを感知する遺伝子のまとまりを、PYHIN遺伝子ファミリーと呼びます。AIM2やIFI16といった名の知られたセンサーが属する一群です。調べられた10種のコウモリでは、このファミリーがまるごと見当たりませんでした。哺乳類で一家族が消えるのは珍しく、失われたことに理由があったと考えられています。
飛ぶたびに自分のDNAが傷むという事情
激しい代謝は活性酸素を生み、自分のDNAを傷つけます。傷ついたDNAの断片が細胞内に散らばれば、それを敵と見なす見張り役が誤作動しかねません。2013年に2種のコウモリのゲノムを比べた研究では、DNA損傷の見張りに関わる遺伝子群に自然選択の跡が集中していました。飛ぶ能力を得た代償を、免疫の側で払っている構図に見えます。
警報を鳴らしっぱなしにしている種もいる
方向が逆に見える適応も報告されています。オーストラリアなどに分布するクロオオコウモリでは、インターフェロンαの遺伝子が常に発現していました。ふつうの哺乳類は感染して初めて作る物質を、平時から流し続けているわけです。
常に薄い警報を鳴らしておけば、ウイルスが入った瞬間から守りが立ち上がります。強い炎症は避けつつ、初動だけは速くする。鈍らせる方向と、あらかじめ備える方向。コウモリの仲間は1400種を超えるので、種ごとに解き方が違っても不思議はありません。
コウモリは特別なのか、数が多いだけなのか

ここまでは「コウモリは特別だ」という前提で進めてきました。ところが、その前提自体を疑う研究があります。新しいウイルスがコウモリからよく見つかるのは、単にコウモリの種類が多いからではないか、という指摘です。
哺乳類の2割がコウモリ
コウモリは翼手目(よくしゅもく)という大きなグループを作っています。手が翼になった仲間、という意味の名前です。種類の数で見ると、哺乳類のなかで二番目に大きな所帯になります。
1400種を超え、齧歯目に次ぐ大所帯
現在知られているコウモリは1400種以上で、哺乳類全体の2割を超えます。これより多いのは齧歯目(げっしもく)、つまりネズミの仲間だけです。南極を除くほぼすべての陸地に分布し、熱帯の森から都市の屋根裏まで、暮らす場所の幅も広くとっています。
種が多ければ、見つかるウイルスも多い
1種ごとに固有のウイルスを持っていると考えれば、1400種ぶんのウイルスがそこにあることになります。人に問題を起こしたものは、そのごく一部にすぎません。数の多さは、それだけで「コウモリ由来のウイルスが多い」という観察を作り出します。
種の数で割ると特別ではないという指摘
米国科学アカデミー紀要に載った2020年の解析は、この点を正面から検証しました。哺乳類と鳥類の各グループについて、人に感染するウイルスの数を種数で調整して比べたのです。
コウモリ由来の数は「その大きさなら妥当」
結果として、コウモリから出てきた人獣共通感染症の数は、その規模の哺乳類グループとして予想される範囲に収まっていました。著者らは、コウモリの性質がウイルスを人に感染しやすくしているという考えには疑問が残ると書いています。特別扱いの一部は、観察の偏りだったわけです。
コウモリ由来のウイルスは致死率が高い
数では特別でなくとも、質では違いが出ます。同じ紀要に2022年に載った解析は、人獣共通感染症ウイルスを宿主のグループ別に並べ、致死率と伝わりやすさと死者総数を比べました。
最も致死率の高いウイルス群を抱えている
この解析で最も高い致死率を示したのは、コウモリ由来のウイルスでした。同じく飛ぶ動物である鳥類と比べても、コウモリのほうが上です。一方、人に近い霊長類から来たウイルスは致死率が低く、そのかわり人から人へよく伝わる傾向があります。
死者の総数では突出していない
ところが、実際に出した死者の総数で見ると、コウモリを含めてどの宿主グループも突出していませんでした。致死率が高くても、人から人へ伝わりにくければ被害は広がりません。危険度は宿主の顔ぶれだけでは決まらない、というのが著者らの結論です。
日本のコウモリとはどう付き合えばいいのか

日本に狂犬病はなく、エボラもニパもありません。それでも屋根裏にコウモリが入ったという相談は、各地の自治体に届きます。やってよいことと法律で止められていることが分かれているので、そこだけ押さえておくと困りません。
家に来るのはたいていアブラコウモリ
住宅のすき間や屋根裏に住みつくのは、アブラコウモリと呼ばれる小さな種がほとんどです。体重は5〜10グラムほどで、1センチ台のすき間から入り込みます。夕方に低く飛び回って虫を食べている姿も、たいていこの種です。
捕まえると法律違反になる
ここが見落とされがちな点です。コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕まえたり殺したりできません。困っているから、という理由では例外になりません。
1年以下の懲役または100万円以下の罰金
自治体の案内には、違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられると明記されています。市や町が代わりに駆除してくれることも基本的にありません。対応は住人か業者の側に委ねられています。
追い出して、いない間に入口を塞ぐ
禁じられているのは捕獲と殺傷であって、追い出すことは止められていません。忌避剤や煙で外へ出し、コウモリがいないことを確かめてからすき間を塞ぐ。これが認められた手順です。中にいるまま塞げば、閉じ込めたコウモリが死んで別の問題になります。
素手で触らない
弱って地面にいる個体を見つけても、手で拾い上げないことです。自治体の案内も、寄生虫や病原体が付いている恐れがあるとして、素手での接触を避けるよう呼びかけています。
米国では狂犬病の死者の7割以上がコウモリ由来
米国CDCによれば、同国で狂犬病により亡くなった人の10人に7人以上が、コウモリからの感染でした。コウモリの歯は細く、かまれても傷に気づかないことがあるためです。地面で動けなくなっている個体は健康な個体より病気を持つ確率が高い、とも注意されています。
日本のコウモリからリッサウイルスは見つかっていない
狂犬病ウイルスの仲間は、リッサウイルスと総称されます。北米やヨーロッパ、オーストラリアのコウモリはこの仲間を持っている可能性があり、捕獲調査には厳重な装備が欠かせません。日本のコウモリからは見つかっておらず、研究者が「日本での調査は気が楽だ」と書くほどの差があります。
日本のコウモリも独自のウイルスを持っている
気が楽とはいえ、無菌の動物ではありません。和歌山県白浜町の千畳敷海蝕洞(かいしょくどう)に集まるユビナガコウモリを調べた報告では、腸の内容物の11%からコウモリのコロナウイルスが検出されました。血液の33%には、日本脳炎ウイルスに感染した跡がありました。
同じ調査は、脾臓の8%から新種のヘルペスウイルスの遺伝子も拾っています。人が病気になったという話ではありません。それでも、身近な洞窟にもウイルスの倉庫はあるということです。
体の小ささと寿命の長さ

炎症を抑えて生きる体には、思わぬおまけが付いてきます。コウモリは体の大きさから予想される寿命を、けた違いに超えて生きるのです。
7グラムの体で41年生きた記録
最長寿の記録を持つのはブラントホオヒゲコウモリで、41年を超えて生きた個体が確認されています。体重はわずか7グラムです。同じくらいの大きさの地上の哺乳類と比べると、10倍近い長さになります。ネズミの寿命が2〜3年であることを思えば、この差は異様と言ってよいでしょう。
老化と炎症は地続きの話
年を取るにつれて体の中でくすぶり続ける弱い炎症は、老化を進める要因のひとつと考えられています。コウモリが持つ炎症のブレーキは、感染への備えであると同時に、その火種を抑える仕掛けにもなっている可能性があります。ウイルス研究と老化研究が同じ動物を見ているのは、そのためです。
生まれた洞窟から200キロ先へ散る
寿命の長さは、ウイルスを運ぶ距離にも効きます。和歌山で生まれたユビナガコウモリに標識を付けて追った調査では、200キロ離れた滋賀県や208キロ離れた福井県まで移動していました。ニパウイルスの宿主として知られるライルオオコウモリは、1日で150キロ以上を飛びます。長く生き、遠くまで飛び、集団でねぐらに集まる。ウイルスを保つ条件としては、よく揃っています。
飛ぶことと発熱を結ぶ筋書きは、まだ状況証拠の集まりです。飛んでいるコウモリの体温だけを下げて比べる実験は、誰にもできていません。分かっているのは、この十数年に見つかった違いが、どれもウイルスを攻撃する装置ではなく炎症を起こす側のブレーキに集まっていたという一点です。7グラムの体で41年を生きるコウモリは、そのブレーキを踏み続けた結果として、ウイルスの倉庫であると同時に長寿の見本でもある動物になりました。
参考
- 前田健・水谷哲也・田口文広「コウモリ由来のウイルスとその感染症」(獣医疫学雑誌 15巻2号、2011年)
- Bat Flight and Zoonotic Viruses(Emerging Infectious Diseases 20巻5号、2014年、米国CDC)
- Temperature sensitivity of bat antibodies links metabolic state of bats with antigen-recognition diversity(Nature Communications 15巻、2024年)
- つくばみらい市「コウモリを見かけたら」
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