雑学・教養

歴史と変遷の話

けん玉はどこで生まれたのか、皿が三つあるのは日本だけ?

けん玉の発祥地は、一か所には決まっていません。玉を糸でつないで受け止める遊びは世界のあちこちにあり、はっきり残っている最も古い記録は16世紀フランスの「ビルボケ」です。ただし、いま私たちが手に取るあの形——先のとがったけん先と、大中小の三つ...
歴史と変遷の話

昔のすごろくはバックギャモン、絵双六は江戸で生まれた

すごろくと呼ばれてきた遊びは、ひとつではありません。奈良時代の貴族が熱中した「盤双六(ばんすごろく)」は、二個のさいころを振って十五個の駒を相手の陣地へ送り込む対戦ゲームで、いま世界で遊ばれているバックギャモンとほぼ同じ形をしています。紙に...
生きものの話

デンキウナギは自分だけ感電しない、電気はどこへ逃げている?

デンキウナギが自分の電気で倒れないのは、流れた電気の大半が体の中ではなく、まわりの水を回って戻っていくからです。発電器官は尾のほうに寄っていて、脳や心臓は反対の頭側に押し込まれています。おまけに一発の放電は2ミリ秒ほどで終わるので、自分の筋...
生きものの話

クラゲに脳や目はあるのか、24個の目で何を見ている?

クラゲに脳はありません。神経の細胞は体じゅうに網のように散らばっていて、命令を出す司令塔にあたる場所がないのです。ただし傘のふちには神経が輪になって集まっており、ここが脳の代わりに近い働きをしていると考えられています。一方の目は、多くのクラ...
生きものの話

カタツムリを触ると何が危ない?寄生虫の親はネズミの肺にいる

カタツムリを素手で触っても、それだけで寄生虫が皮膚から入りこむわけではありません。気をつけたいのは、手についた目に見えない幼虫が、指から口へ運ばれることです。カタツムリやナメクジの体には「広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)」という...
生きものの話

ナマコはなぜ内臓を吐くのか、皮は溶けるほど柔らかくなる

ナマコが内臓を吐き出すのは、敵に腸を差し出して、相手がそれに気を取られている間に逃げるためと考えられています。食卓でおなじみのマナマコの場合、腸の出口はお尻の側です。失った腸は15日ほどで消化の働きを取り戻し、45日ほどで元の状態に戻るとい...
生きものの話

タコの血はなぜ青いのか、3つの心臓はそれぞれ何をしている?

タコの血が青く見えるのは、酸素を運ぶ役目を「ヘモシアニン」という銅を含むたんぱく質が担っているからです。ヒトの血を赤くしているのは鉄を含むヘモグロビン。金属が鉄から銅に替わるだけで、酸素と結びついたときの色は赤から青に変わります。酸素を手放...
生きものの話

カモノハシは卵を産む哺乳類、オスのかかとの毒は何のため?

カモノハシは卵を産みますが、れっきとした哺乳類です。哺乳類かどうかを決めるのは産み方ではなく、子を乳で育てることと体に毛が生えていること。卵を産むのは、哺乳類がまだ爬虫類に近かった時代の性質をいまも手放していないからだと考えられています。も...
生きものの話

ハダカデバネズミはなぜ老いないのか、35グラムで40年生きる

ハダカデバネズミが老いないと言われるのは、年をとっても死ぬ確率が上がらないからです。ヒトもマウスも、大人になったあとは時間とともに死亡リスクが増えていきます。この小さなネズミでは、そのカーブがほとんど寝たままになります。体重は平均35グラム...