雑学・教養

生きものの話

ハダカデバネズミはなぜ老いないのか、35グラムで40年生きる

ハダカデバネズミが老いないと言われるのは、年をとっても死ぬ確率が上がらないからです。ヒトもマウスも、大人になったあとは時間とともに死亡リスクが増えていきます。この小さなネズミでは、そのカーブがほとんど寝たままになります。体重は平均35グラム...
生きものの話

タツノオトシゴはなぜオスが出産するのか、卵はどう渡される?

タツノオトシゴは、オスの腹にある育児嚢(いくじのう)という袋の中で卵を育て、数週間後に稚魚を産み出します。卵そのものを作るのはメスのほうです。産卵管を伸ばしてオスの袋へ卵を送り込むと、あとの仕事はすべてオスに移ります。袋の中で受精させ、酸素...
生きものの話

コウモリはウイルスに強いのではない、体の中で何が起きている?

コウモリがウイルスを持っていても平気でいられるのは、強い力でウイルスを片づけているからではありません。感染そのものは起きていて、そのあと体が大騒ぎしない仕組みのほうが備わっている、というのが今の見方です。追い出す力ではなく、居座られても壊れ...
言葉と論理の話

つむじはなぜ渦を巻いているのか、日本人は右巻きと左巻きが半々

つむじは、おなかの中にいたころ、ふくらんでいく脳に頭の皮膚が外へ引っ張られてできた渦の中心だと考えられています。髪は頭皮から垂直に生えているわけではなく、少し斜めに寝た状態です。その傾きが引っ張られた向きにそろうと「毛の流れ」ができ、流れが...
からだの話

白髪を抜くと増えるのは本当か、色をなくした毛穴はもとに戻る?

白髪を1本抜いても、そのせいで白髪が増えることはありません。髪に色をつける細胞は毛穴ごとに独立していて、抜かれた毛が隣の毛に「白くなれ」と伝える仕組みは見つかっていないからです。抜いた場所からは、しばらくしてまた白い毛が出てきます。色をつく...
からだの話

鼻血で上を向くのは逆効果、血はどこから出ている?

鼻血の9割以上は、鼻の入り口から1センチほど奥にある一点から出ているとされます。左右の鼻を分ける壁(鼻中隔)の、いちばん手前の下の部分。ここには細い動脈が5本も集まり、そのうえ粘膜が薄いため、指でこすった程度の刺激でも血管が切れます。そして...
からだの話

おならはなぜ音が出るのか、においのもとは1万分の1に満たない

おならの音は、お腹の中ではなく出口で鳴っています。ためこまれた気体が肛門の細いすきまを通り抜けるとき、まわりのやわらかい組織が小刻みに震える。その震えが空気を揺らして音になります。だから力を抜いてすきまを広げれば、同じ量の気体でも音は小さく...
言葉と論理の話

こむら返りの「こむら」とは何か、なぜ寝ている間に足がつる?

「こむら返り」の「こむら」は、ふくらはぎの古い呼び名です。平安時代の辞書にはすでに「古无良(こむら)」と書かれていて、江戸時代の後期に「ふくらはぎ」という新しい言葉が広まるまでは、こちらがふつうの名前でした。いまの共通語では、ほぼ「こむら返...
からだの話

喉仏はなぜ「仏」と呼ぶのか、火葬で拾う喉仏はのどの骨ではない

喉仏(のどぼとけ)が「仏」と呼ばれるのは、のどの軟骨の形を、座禅を組んで座る仏様の姿に見立てたからだと説明されています。首の前の出っ張りは甲状軟骨(こうじょうなんこつ)という軟骨の一部で、医学では喉頭隆起(こうとうりゅうき)と呼びます。やや...