歴史と変遷の話

歴史と変遷の話

正座はいつから「正しい座り方」になったのか——昔の日本人は正座していなかった

畳の上できちんと膝をそろえる正座は、いかにも「日本古来の伝統」に見えます。ところが歴史をたどると、その姿は意外なほど新しいものでした。昔の日本人は、正座などしていなかったのです。浮世絵に描かれた人々の多くはあぐらをかき、女性は立て膝で座って...
歴史と変遷の話

士農工商はなぜ教科書から消えたのか、身分の序列ではなかった

「江戸時代には士農工商という身分制度があり、武士を頂点に農民・職人・商人と続いた」——そう習った記憶のある方は多いはずです。ところが今の教科書には、この「士農工商」という言葉がもう載っていません。じつは近年の研究で、士農工商は身分の序列を表...
歴史と変遷の話

一週間はなぜ7日なのか、5日でも10日でもないわけは夜空にあった

一週間はなぜ7日なのか。古代バビロニアが、肉眼で見える7つの天体と月の満ち欠けから定めた暦が起源です。曜日名にひそむローマと北欧の神々、日本の七曜と空海、そして安息日まで解説します。
歴史と変遷の話

なぜ地図は「北が上」なのか—向きが決まった歴史と慣習

地図はなぜ「北が上」なのか。中世ヨーロッパは東、イスラム圏は南が上でした。プトレマイオス・羅針盤・メルカトル図法をへて、向きが北に定まるまでの歴史をたどります。
歴史と変遷の話

忍者は黒装束ではなかった、ではどんな格好をしていたのか

黒い装束に身を包み、手裏剣を構えて闇を駆ける——私たちが「忍者」と聞いて思い浮かべる、おなじみの姿です。ところが近年の研究では、この黒装束の忍者像が、史実とはかなり違うことがわかってきました。本物の忍者は、むしろ黒い服を避けていたとさえいわ...
歴史と変遷の話

「お辞儀」はなぜ日本特有の挨拶になったのか

日本人が反射的に頭を下げる「お辞儀」のルーツは、1700年以上前の中国の史書にまで遡ります。武士の作法や、握手が定着しなかった理由まで解説します。
歴史と変遷の話

県庁所在地が県名と違う県はなぜあるのか、18道府県もずれているわけ

神奈川県の県庁所在地は横浜市、兵庫県の県庁所在地は神戸市。学校の地理の授業で、「県名と県庁所在地名が違う」という組み合わせを覚えさせられた経験がある人は多いと思います。北海道・宮城県・神奈川県など、こうした”ズレ”のある都道府県は全国に18...
言葉と論理の話

黒板はなぜ緑なのに黒板と呼ぶのか、色が変わったのは戦後だった

教室の前にある「黒板」。今ではほとんどが緑色なのに、なぜ今も「黒板」と呼ばれているのでしょうか。実はこの名前は明治時代にアメリカから伝わった言葉をそのまま訳したもので、緑色になったのはそれよりずっと後、戦争の影響がきっかけでした。黒板の名前...
歴史と変遷の話

学校の「起立・礼・着席」はいつから始まったのか、寺子屋にはなかった号令

「起立、礼、着席」――日本の学校で授業の始まりと終わりに必ず行われるこの動作。当たり前すぎて疑問を持つこともありませんが、実はこの習慣、明治時代の学校制度づくりと、軍隊式の集団行動から生まれたものでした。「起立・礼・着席」、答えはこの3つい...