雑学・教養

生きものの話

シロアリと黒アリは何が違うのか——シロアリは「アリ」ではない

白っぽいのがシロアリ、黒いのがクロアリ。名前も見た目もそう思わせますが、この二匹は「色違いの同じ虫」ではありません。シロアリは、生きものの分類でいえばアリよりもゴキブリに近い、まったくの別系統です。名前に「アリ」と付いているだけで、正体はか...
身近な食文化

ホンビノス貝とハマグリはどう違うのか——名前も生まれも別の貝

スーパーの鮮魚コーナーで、ハマグリよりひとまわり大きい白っぽい貝を見かけたことはないでしょうか。それがホンビノス貝です。名前も見た目もハマグリに似ていますが、生まれた大陸も分類上の属も違う、まったく別の貝です。どこがどう違うのか。色・形・味...
言葉と論理の話

星の名前の語源——スバルは日本語、シリウスはギリシャ語、ベテルギウスはアラビア語

冬の夜に赤くともるベテルギウス、青白く輝くシリウス、小さく寄り集まったスバル。どれも一度は耳にした星の名前ですが、その出どころをたどると、生まれた土地も言葉もまるでばらばらです。スバルは日本語、シリウスはギリシャ語、ベテルギウスはアラビア語...
モノと道具の話

ボタン電池「CR2032」の数字は何を表すのか——左から読むとサイズと中身がわかる

テレビのリモコンや体温計、車のスマートキーを開けると出てくる、コイン形の小さな電池。その表面に刻まれた「CR2032」という文字列は、メーカーが適当に振った製品番号ではありません。左から順に読んでいくと、電池の中身・形・大きさが、そのまま書...
身近な科学の話

方位磁石はなぜ北を指すのか——地球という大きな磁石

方位磁石の赤い針が、いつも同じ方向でぴたりと止まる。あれは、地球そのものが巨大な磁石になっているからです。ただし少しあまのじゃくな話で、北極のあたりにあるのは磁石の「N極」ではなく「S極」。異なる極どうしは引き合うので、針のN極が北へ引き寄...
からだの話

鼻をつまみ続けると鼻は高くなるのか——むしろ、年をとると低くなる

「鼻を洗濯バサミではさむと高くなる」「毎日つまんでいれば鼻筋が通る」。子どものころ、そんな話を聞いて試した人は少なくないはずです。けれど大人がいくら鼻をつまんでも、鼻が高くなることはありません。それどころか人の鼻は、年を重ねるほど低くなって...
からだの話

へそはなぜ残るのか——へその緒が取れたあと

おへそは、赤ちゃんのときにお母さんとつながっていた「へその緒」が取れたあとに残る、傷あとです。うっかり作った切り傷やすり傷はやがて消えるのに、へそだけは一生消えません。この一見ふしぎな跡が、なぜ体の真ん中に残り続けるのか。取れてから治るまで...
身近な心理と行動の話

あくびはなぜ人にうつるのか——「共感」との関係

目の前の人があくびをすると、つられて自分もあくびが出てしまう。この「伝染するあくび」は、見たときだけに起きるのではありません。あくびの音を聞いたときや文章を読んだとき、さらには「あくび」について考えただけでも誘発されることがあります。じつは...
からだの話

ランゲルハンス島はなぜ「島」と呼ばれるのか——膵臓に浮かぶ細胞の島

健康診断や糖尿病の説明で「ランゲルハンス島」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。海にも地図にも出てこないのに、なぜか「島」と呼ばれる体の一部です。答えを先に言うと——顕微鏡で膵臓(すいぞう)をのぞいたとき、まわりと違う細胞のかたま...