文化と価値観の話

言葉と論理の話

テニスの点数はなぜ15・30・40なのか、45だけが縮んだわけ

0点を「ラブ」と呼び、1点取れば15。次の2点目で30、そして3点目だけが40です。テニスのスコアは数の増え方も呼び名も、ほかの球技とまるで違っています。1点ずつ数えれば済むところを、なぜこんな飛び飛びの数列にしたのでしょうか。しかも15・...
文化と価値観の話

君が代のさざれ石は実在するのか、小石が本当に岩になった場所

「さざれ石」は、歌のなかだけに出てくる想像上の石ではありません。小さな石が長い時間をかけて固まり、ひとかたまりの巨岩になったものが、実際に岐阜県の山あいに残っています。国の歌に詠まれた石として、各地の神社の境内に置かれてもいます。ただし「こ...
文化と価値観の話

ねぶたとねぷたは何が違うのか、青森は人形で弘前は扇になった

「ねぶた」と「ねぷた」。濁点があるかないか、たったそれだけの差は、もとをたどれば津軽弁の訛(なま)りにすぎません。ところが青森市では見上げるほど大きな武者人形が、弘前市では扇の形をした灯籠が街を練り歩きます。同じ根から生まれた夏祭りが、市ご...
社会と仕組みの話

漫画はなぜネズミーランドと名前をぼかすのか、実名でも違法とは限らない

漫画やアニメで、「ネズミーランド」や「ワックのハンバーガー」といった、どこかで見た名前を少しだけ崩した固有名詞に出会うことがあります。元ネタはすぐに分かるのに、決して同じ綴りにはしない。あの微妙なずらし方には、はっきりした理由があります。意...
文化と価値観の話

四十九日はなぜ49日なのか、死んでから次の生までの旅の日程

身近な人を送ったあと、最初に訪れる大きな区切りが「四十九日(しじゅうくにち)」です。なぜ、五十でも百でもなく、四十九という半端な数字なのか。じつはこの49は、7日を7回くり返した「7×7」でできています。その背景には、死んでから次の生へ移る...
文化と価値観の話

お寺の地図記号はなぜ卍なのか、ナチスの鉤十字とは何が違う?

地図でお寺を探すと、目に入るのが「卍」というしるしです。はじめて意識したとき、どこかで見た別のマークを思い浮かべて、少しドキッとした人もいるかもしれません。ナチス・ドイツの旗にあった、あの印です。けれども卍は、あの鉤十字(かぎじゅうじ)とは...
文化と価値観の話

スーツの一番下のボタンを留めないのはなぜか、ある王様の事情から始まった

スーツのジャケットには、たいてい二つか三つのボタンが並んでいます。ところが「いちばん下のボタンは留めないのが正しい」と聞いて、驚いたことはないでしょうか。せっかく付いているのに留めないなんて、と不思議に思うのも当然です。じつはこの作法、「ア...
文化と価値観の話

盛り塩は何のために置くのか、お清めと縁起担ぎでは由来が違う

飲食店の入り口や、家の玄関先に置かれている小さな塩の山を見たことがある人は多いはずです。なんとなく「縁起物」だと分かっていても、それが何のためのものなのか、説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。実はこの盛り塩には、由来の異なる2つ...
文化と価値観の話

七五三はなぜ7歳と5歳と3歳なのか、もとは別々の3つの儀式だった

11月になると、晴れ着を着た小さな子どもと家族の姿を神社で見かけるようになります。「七五三」という行事自体はよく知られていますが、なぜ3歳・5歳・7歳という、間隔も性別も異なる年齢が選ばれているのかは、案外説明しにくいものです。それぞれの年...