歴史と変遷の話

歴史と変遷の話

ちょんまげはなぜ頭を剃るのか、剃刀のない時代はどうしていた?

時代劇でおなじみの、頭のてっぺんを丸く剃り上げた髪型。あの剃った部分は、戦国時代のある時期まで剃られていませんでした。剃るのではなく、毛を抜いてつくっていたのです。使ったのは木でできた毛抜きでした。額から頭頂にかけての範囲を、一本ずつつまん...
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参勤交代の目的は大名の財力を削ることだったのか、通説が揺らいだわけ

参勤交代(さんきんこうたい)を義務づけた法令には、大名の供の人数を減らせという条文が同居しています。寛永12年(1635年)の武家諸法度(ぶけしょはっと)です。大名の財布を軽くするための制度だったなら、この指示は辻褄が合いません。近年の研究...
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家紋は誰でも自由に名乗れるのか、うちの紋だと証明する書類はない

家紋には、登録簿がありません。「この紋はこの家のものだ」と役所が決めた記録は、昔もいまも存在しないのです。これは推測ではありません。特許庁が商標の審査基準をまとめた文書には、家紋について「公的機関等の特定の者により登録・管理等されているもの...
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校歌は誰が作るのか——1945年まで文部省の認可が要った

校歌は、学校が思い立てば作れる歌ではありませんでした。1945年まで、新しい校歌を定めるには作詞者名・作曲者名・歌詞・楽譜、さらに「歌詞の説明」を添えて文部省へ申請する必要がありました。認可を受けて、はじめて正式な校歌として認められたとされ...
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運動会はなぜ日本独特なのか、海軍の訓練と村祭りが合わさってできた

全校の児童が同じプログラムに沿って一日を過ごし、入場行進と団体演技があり、校庭の外周には保護者が場所を取る。日本で運動会と呼ばれている行事のこの形は、海外の学校ではほとんど見かけません。百科事典でも「近代日本独特の体育的行事」と説明されてい...
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「前へならえ」で腕を伸ばすのはなぜか、いつ誰が始めた号令?

「前へならえ」で前に伸ばす腕は、前の人を指し示すためのものではありません。自分と前の人のあいだにどれだけの空きがあるかを測る、体ひとつでできるものさしです。そして、この号令の言い回しは日本で考え出されたものではないとされます。もとは幕末に外...
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二宮金次郎像はなぜ校庭にあるのか、学校が買った像ではなかった

校庭に立つ二宮金次郎の像は、学校が予算を組んで買ったものではありません。その多くは、村の資産家や地元の団体から贈られてきたものです。像がどっと増えた時期にも、静かに数を減らしているいまの状況にも、この「贈り物である」という一点が効いています...
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誕生日を毎年祝う習慣はいつからか、日本では長く天皇だけだった

日本で毎年の誕生日を祝ってもらえる人は、長いあいだ一人しかいませんでした。天皇です。ほかの人が年をとるのは元日で、しかも全員いっしょでした。ケーキを出す。ろうそくを立てる。吹き消して願い事をする。歌をうたう。この一式が普通の家庭に届いたのは...
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結婚指輪と婚約指輪は何が違うのか、日本に先に来たのはどちら?

婚約指輪と結婚指輪は、似た形をしていても役割がはっきり分かれています。婚約指輪は結婚の約束を交わすときに片方から贈られるもの、結婚指輪は式で二人が交換して着け続けるものです。値段の相場も、買う人の割合も、そして日本に入ってきた時期さえ違いま...