言葉と論理の話

言葉と論理の話

「伯父」と「叔父」はどう違う——年上か年下かで変わる漢字

同じ「おじ」でも、父の兄なら「伯父」、父の弟なら「叔父」と書きます。読み方はどちらも変わらないのに、相手が親より年上か年下かで漢字が入れ替わる——親戚の続柄を書くときにふと手が止まる、あの使い分けです。じつはこの一文字の違いには、きょうだい...
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「ものもらい」は関西で「めばちこ」——目の病気の呼び名が地域でこんなに違う

まぶたの縁がぷっくり腫れて、まばたきのたびにゴロゴロする。あの目のできものを、あなたは何と呼ぶでしょうか。関東では「ものもらい」ですが、大阪や神戸の人に言うと「それ、めばちこやろ」と返ってくるはずです。同じひとつの病気なのに、日本全国では1...
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「サラリー」の語源は「塩」だった——古代ローマの塩の給料

毎月あたりまえに受け取る「サラリー(給料)」。この言葉をずっとさかのぼっていくと、意外にも「塩」にたどり着きます。よく聞くのは「古代ローマの兵士は塩で給料をもらっていた」という話ですが、実はこの部分は少しあやしい。言葉のルーツが塩なのは確か...
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「®」「™」「©」は何が違うのか——似た記号が守る、別々のもの

商品のパッケージやロゴの右上に、小さな丸で囲まれた「®」。ホームページのいちばん下には「©」。どちらも数ミリの似たような記号ですが、守っているものはまるで違います。片方は「名前」を、もう片方は「作品」を指しているのです。さらに「™」まで混ざ...
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なぜ日本語には「ひらがな」と「カタカナ」の2種類があるのか——生みの親が違った

日本語を書くとき、私たちは漢字・ひらがな・カタカナを、当たり前のように使い分けています。よく考えると、音を表す文字が2種類もあるのは、世界の言語のなかでもかなり珍しいことです。「あ」と「ア」、同じ音なのに、書き方が2通りある。なぜ、わざわざ...
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敬語はなぜこんなに複雑なのか?3種類から5種類へ、千年の歴史

たとえば「行く」という一つの動詞。相手の動作なら「いらっしゃる」になります。自分の動作なら「伺う」や「参る」、ふつうに丁寧なら「行きます」。場面によって、何通りにも姿を変えるのです。同じ意味なのに、言い方がこれほど枝分かれする言語は、そう多...
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「カーキ」「セピア」「えんじ」——色の名前の意外な語源

「カーキ」「セピア」「えんじ」——どれも色を表す言葉としてすっかり定着していますが、そのもとの意味を知っている人は多くありません。じつはカーキは「土埃(つちぼこり)」、セピアは「イカ」を指す言葉から来ています。言われてみれば不思議な、色の名...
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「いってきます」「ただいま」、日本語に往来のあいさつがあるのはなぜか

家を出るとき、私たちは「いってきます」と口にします。そして帰ってくれば「ただいま」。あまりに自然で、いちいち意味を考えることなどありません。ところが、あらためて並べてみると、これらの言葉はきれいな"対"になっています。「いってきます」には「...
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「破天荒」の本当の意味——「豪快な人」ではない

「彼は破天荒な人だ」と言うとき、多くの人は豪快で型破り、少しやんちゃな人物を思い浮かべます。破れかぶれで大胆、といったニュアンスで使われることも多い言葉です。ところが、「破天荒」の本来の意味はそこにはありません。もとは「誰も成し遂げられなか...