言葉と論理の話

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「あばたもえくぼ」の「あばた」とは何か、赤べこと同じ病気の話だった

「あばた」とは、天然痘が治ったあとに顔へ残る小さなくぼみのことです。惚れた相手なら、その痕さえ笑ったときのえくぼのように見える——「あばたもえくぼ」は、そういう言い回しです。意味は誰でも知っています。ところが「あばた」のほうを実際に見たこと...
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「蜃気楼」の「蜃」は天気の字ではない、では何の字なのか

「蜃気楼」の「蜃」は、空や天気を表す字ではありません。生きものの名前です。しかも大きなハマグリを指します。海の上に浮かぶ楼閣は、その貝が吐いた息が形になったもの——古代の中国はそう説明していました。三文字のうち、いまの科学に引き継がれたもの...
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「馬鹿」の語源はどこから来たのか、馬と鹿は関係ある?

「馬鹿」という字を分解すると、馬と鹿が並びます。けれど意味の上では、この二頭はどちらも無関係とされています。音を写すために選ばれただけの字だからです。では、その音はどこから来たのでしょうか。ここが厄介なところで、国語辞典の語源欄にはいくつも...
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ボクシングの階級名はなぜ鶏や羽根なのか、バンタムの語源をたどる

ボクシングの「バンタム級」のバンタム(bantam)は、小型の鶏を指す英語です。しかもその鶏の名前は、インドネシア・ジャワ島の港町から来ています。日本では井上尚弥選手の活躍でいちばん耳になじんだ階級名かもしれませんが、もとをたどると鶏小屋に...
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北海道の地名はなぜ読めないのか、読める町との違いは?

「音威子府(おといねっぷ)」「妹背牛(もせうし)」「歌志内(うたしない)」。北海道の地図には、漢字をいくら眺めても読み方の見当がつかない地名が並んでいます。読めない理由ははっきりしていて、これらの漢字が意味をまったく担っていないからです。北...
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「寝耳に水」は耳に水が入る話ではない、では何の水なのか

「寝耳に水」の「水」は、耳の中に入った水ではありません。もとの形が指していたのは、眠っているところへ聞こえてきた大水の音でした。400年ほど前の書物に残る用例をたどると、この言い回しが生まれた場面がはっきり見えてきます。そのうえ「寝耳に擂り...
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本命や対抗や大穴はどこから来た言葉か、競馬新聞から選挙に渡った

「本命」「対抗」「大穴」「ダークホース」。選挙の開票速報で当たり前のように流れるこれらの言葉は、たどっていくとほとんどが競馬場と競馬新聞にたどり着きます。政治の言葉でもスポーツの言葉でもなく、馬券を買う人たちの言葉が、いつのまにかニュースの...
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ロバ・馬・ポニーは何が違うのか、ポニーは馬の一種?

ロバと馬は、別の種の動物です。いっぽうポニーは種でも品種でもなく、体高147センチ以下の馬をまとめて指す「大きさの呼び名」にすぎません。三つを横一列に並べると、とたんに分かりにくくなります。迷う原因ははっきりしていて、生きものとしての区分と...
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「蛙」はなぜ虫偏なのか、虹まで虫偏なのはどうして?

「蛙」「蛇」「虹」。どれも虫偏の漢字ですが、カエルは両生類でヘビは爬虫類、虹にいたっては生き物ですらありません。それでも虫偏が付いているのは、この「虫」がもともと昆虫を意味する字ではなかったからです。字が最初に描いていたのはマムシ。そこから...