言葉と論理の話

「全然大丈夫」は本当に誤用?——「全然」はかつて肯定にも使われていた

「全然大丈夫」は誤用とよく言われますが、漱石も鷗外も「全然」を肯定で使っていました。「否定とセット」という決まりが戦後に広まった経緯と、「とても」の似た変化まで解説します。
からだの話

なぜ歳をとると1年が早く感じるのか——「ジャネーの法則」

なぜ歳をとると1年が早く感じるのか。有名な「ジャネーの法則」の中身と限界、「新しい経験の量」で時間の感じ方が決まる心理学の見方、そして流れを取り戻すコツまで解説します。
モノと道具の話

マジックテープはなぜくっつくのか——「ひっつき虫」から生まれた発明

マジックテープはなぜくっつくのか。片面のかぎが片面の輪に引っかかる仕組みと、犬の毛についた「ひっつき虫」から生まれた発明の物語、そして正式名称「面ファスナー」までを解説します。
歴史と変遷の話

なぜ地図は「北が上」なのか—向きが決まった歴史と慣習

地図はなぜ「北が上」なのか。中世ヨーロッパは東、イスラム圏は南が上でした。プトレマイオス・羅針盤・メルカトル図法をへて、向きが北に定まるまでの歴史をたどります。
生きものの話

蚊に刺されやすい人がいるのはなぜか——「血液型」より効いている要因

同じ場所にいても刺される人と刺されない人がいるのはなぜか。蚊が頼りにする二酸化炭素・体温・においの仕組みと、「O型は刺されやすい」説の真偽を、研究をもとに整理します。
歴史と変遷の話

忍者は本当に「黒装束」だったのか——作られたイメージと史実

黒い装束に身を包み、手裏剣を構えて闇を駆ける——私たちが「忍者」と聞いて思い浮かべる、おなじみの姿です。ところが近年の研究では、この黒装束の忍者像が、史実とはかなり違うことがわかってきました。本物の忍者は、むしろ黒い服を避けていたとさえいわ...
モノと道具の話

ホチキスはなぜ「ホチキス」と呼ぶのか——名前の正体

書類を数枚まとめてとめるとき、当たり前のように手に取る「ホチキス」。ところがこの名前、英語圏ではまず通じません。海外の文房具店で「ホチキスをください」と言っても、店員は首をかしげるばかりでしょう。日本中で毎日使われているのに、世界ではほとん...
言葉と論理の話

「ら抜き言葉」はなぜ生まれたのか——「食べれる」は実は理にかなっている

「食べれる」「見れる」と書くと、「ら抜き言葉ですよ」と直されることがあります。学校でも、正しくは「食べられる」「見られる」だと教わります。けれど不思議なもので、口にすればちゃんと通じますし、むしろそのほうが言いやすいと感じる人も多いはずです...
生きものの話

鮭はなぜ生まれた川に戻れるのか——においの記憶

秋になると、海で大きく育った鮭が、自分の生まれた川をめざして次々とのぼってきます。驚かされるのは、その正確さです。遠くベーリング海から3,000キロメートル以上を旅して、無数にある川の中から、生まれた一本へときちんと帰ってくる。地図もない海...