雑学・教養

暮らしの知恵

スイカに塩をかけると甘くなるのはなぜか——舌の「対比効果」

あまいスイカに、わざわざ塩をふる。はじめて見た人には、せっかくの甘さを台なしにする行いに映るかもしれません。ところが実際に食べてみると、スイカはむしろ、前より甘く感じられます。塩をかけたのに、甘くなる。不思議な話です。このからくりの正体は、...
日本の地理と自然

みぞれ・あられ・ひょうは何が違う——空から降る氷の分類

空から降ってくる白いつぶを、私たちはまとめて「雪」と呼びがちです。けれど天気予報では、みぞれ・あられ・ひょうと、いくつもの名前が使い分けられています。どれも似たようなものに見えて、気象の世界ではきちんと区別されているのです。その境目は、どこ...
言葉と論理の話

なぜ日本語には「ひらがな」と「カタカナ」の2種類があるのか——生みの親が違った

日本語を書くとき、私たちは漢字・ひらがな・カタカナを、当たり前のように使い分けています。よく考えると、音を表す文字が2種類もあるのは、世界の言語のなかでもかなり珍しいことです。「あ」と「ア」、同じ音なのに、書き方が2通りある。なぜ、わざわざ...
教育と学びの話

ランドセルはなぜ日本で定着したのか——オランダ語の「背嚢」から始まった物語

春になると、大きなランドセルを背負った新一年生の姿を見かけます。体より大きく見えるあの四角いカバンは、日本の小学生の、いわば制服のような存在です。ところが世界を見わたすと、ランドセルで通学する国はほとんどありません。日本独特に思えるこのカバ...
一般教養の話

アラビア数字はアラビア生まれではない——インドが発明した「0」と数字の物語

私たちが毎日書いている「0・1・2・3……」という数字。世界の多くの国で使われ、ふつう「アラビア数字」と呼ばれています。名前のとおり、アラビアで生まれた数字だと思っている人も多いはずです。ところが、この数字のふるさとはアラビアではありません...
文化と価値観の話

お寺の地図記号はなぜ「卍」なのか——幸福を願う古いしるし「マンジ」の話

地図でお寺を探すと、目に入るのが「卍」というしるしです。はじめて意識したとき、どこかで見た別のマークを思い浮かべて、少しドキッとした人もいるかもしれません。ナチス・ドイツの旗にあった、あの印です。けれども卍は、あの鉤十字(かぎじゅうじ)とは...
世界の文化雑学

アメリカがメートル法を使わないのはなぜか——世界で数少ない「ヤード・ポンド」の国

身長はフィート、体重はポンド。気温は華氏で、牛乳はガロン。アメリカの映画やニュースに出てくる数字は、日本の感覚とどうもかみ合いません。「5フィート10インチ」と言われても、とっさに背の高さが浮かばない人は多いはずです。世界の大半の国は、メー...
暮らしの知恵

なぜ油汚れは水だけでは落ちないのか——洗剤(界面活性剤)のしくみ

油でギトギトになった皿を、水だけでこすってみる。すると、油はぬるっと残り、なかなかきれいになりません。ところが洗剤をほんの一滴たらすと、あのぬめりがすっと落ちていきます。この差を生んでいるのが、洗剤の主役「界面活性剤(かいめんかっせいざい)...
日本の地理と自然

川はなぜ曲がりくねって流れるのか——蛇行のしくみと三日月湖

地図で川をたどると、まっすぐな線はほとんどありません。たいていは、うねうねと左右に曲がりくねっています。この曲がりくねりには、ちゃんと名前があります。「蛇行(だこう)」です。おもしろいのは、川はいちど曲がると、その曲がりを自分でどんどん大き...