からだと健康の科学

からだの話

くしゃみで必ず目を閉じてしまうのはなぜか——開けられない反射

くしゃみが出そうになった瞬間、まぶたは自分の意志と関係なくぎゅっと閉じます。「開けたまま出すぞ」と身構えても、たいていは間に合いません。これは行儀でも気合いでもなく、鼻から始まった反射が顔の筋肉まで一気に巻き込むからです。止めようとしても止...
からだの話

しゃっくりはなぜ出るのか——止まらない仕組みと、進化が残した「名残」

しゃっくりの正体は、胸とお腹を仕切る横隔膜(おうかくまく)という筋肉が、自分の意思とは関係なく勝手にけいれんする現象です。ふだんは静かに呼吸を助けているこの筋肉が、突然ピクッと暴れ出す。それがあの「ヒック」の始まりです。ところが不思議なこと...
からだの話

薬指はなぜ「薬」指なのか——五本の指の名前の由来

親指・人差し指・中指・小指——どれも「見たまま」の名前なのに、四番目の指だけはなぜか「薬指」。薬をつける指でもないのに、と不思議に思ったことはないでしょうか。じつはこの名前、昔の人の暮らしと、ちょっとした体のしくみが関わっています。この記事...
からだの話

朝起きたときだけ身長が少し高いのはなぜか——背骨と水分

朝いちばんに身長をはかると、夜より少し高く出る。健康診断で「去年より伸びた?」と一瞬うれしくなったこと、ありませんか。じつはこれ、気のせいではありません。私たちの身長は、一日のうちで平均1〜2センチも伸び縮みしています。朝がいちばん高く、夜...
からだの話

寝入りばなに体が「ビクッ」となるのはなぜか——ジャーキングの正体

ウトウトと眠りに入りかけた瞬間、体が「ビクッ」と跳ねて目が覚める——。階段を一段踏み外したような、宙に落ちるような、あの一瞬の感覚に覚えのある人は多いはずです。これには「入眠時ミオクローヌス」、通称ジャーキングという名前があります。健康な人...
からだの話

指の関節を鳴らす「ポキッ」は何の音か——「骨」ではない正体

指のポキッは骨の音ではありません。正体は関節を満たす液体(滑液)にできる気泡。2015年のMRI研究や、続けて鳴らせない理由、「関節炎になる」という俗説の検証、首・背中の音まで紹介します。
からだの話

指紋はなぜ人それぞれ違うのか——双子でも一致しない理由

指紋は一人ひとり違い、一卵性の双子でも一致しません。それは指紋がおなかの中で、遺伝に加えて胎内の偶然の条件によって作られるから。一生変わらず本人確認に使える理由や、コアラの指紋の話まで紹介します。
からだの話

なぜ緊張するとお腹が痛くなるのか——脳と腸のつながり

緊張するとなぜお腹が痛くなるのか。脳と腸は迷走神経でつながり、双方向に影響し合っています(脳腸相関)。自律神経の働きやセロトニンと腸の関係、痛みをやわらげる深呼吸まで解説します。
身近な科学の話

「春に眠くなる」のはなぜ?—気温・光・自律神経の関係を読み解く

「春に眠くなる」理由は自律神経の乱れやホルモン変化、日照時間や気温の影響など多方面にあります。眠気のしくみを科学的に読み解きます。