ことばと論理

言葉と論理の話

テニスの点数はなぜ15・30・40なのか、45だけが縮んだわけ

0点を「ラブ」と呼び、1点取れば15。次の2点目で30、そして3点目だけが40です。テニスのスコアは数の増え方も呼び名も、ほかの球技とまるで違っています。1点ずつ数えれば済むところを、なぜこんな飛び飛びの数列にしたのでしょうか。しかも15・...
言葉と論理の話

「肴」はなぜさかなと読むのか、室町には踊りや噂話もさかなだった

「肴(さかな)」という字に、魚偏は入っていません。部首は「肉」です。酒の席に出るものを「さかな」と呼ぶのは、魚が多いからだと思われがちです。ところが、順番は逆でした。先にあったのは「酒(さか)」と「菜(な)」を足した言葉のほうで、そこには野...
言葉と論理の話

星の名前の語源、スバル・シリウス・ベテルギウスはどの国の言葉?

冬の夜に赤くともるベテルギウス、青白く輝くシリウス、小さく寄り集まったスバル。どれも一度は耳にした星の名前ですが、その出どころをたどると、生まれた土地も言葉もまるでばらばらです。スバルは日本語、シリウスはギリシャ語、ベテルギウスはアラビア語...
文化と価値観の話

君が代のさざれ石は実在するのか、小石が本当に岩になった場所

「さざれ石」は、歌のなかだけに出てくる想像上の石ではありません。小さな石が長い時間をかけて固まり、ひとかたまりの巨岩になったものが、実際に岐阜県の山あいに残っています。国の歌に詠まれた石として、各地の神社の境内に置かれてもいます。ただし「こ...
言葉と論理の話

トルコ石はなぜトルコ石と呼ぶのか、トルコでは採れない石だった

トルコ石は、トルコでは採れません。青と緑のあいだを揺れるあの石の主な産地は、古くはペルシャと呼ばれた現在のイランです。ではなぜ「トルコの石」という名前がついたのでしょうか。鍵になるのは産地ではなく、ヨーロッパへ運ばれた「通り道」のほうです。...
言葉と論理の話

ドル記号「$」のSの線はどこから来たのか、ドルより前に何があった?

「$」という記号を見て、多くの人は「ドル」を思い浮かべます。ところが、この縦線の入ったSがどこから来たのかは、じつははっきり分かっていません。もっとも有力とされるのは、「ドル」ではなくスペインの通貨「ペソ」を略した記号が崩れて生まれた、とい...
言葉と論理の話

上履きか上靴か、東と西で呼び名が変わるのはなぜか

学校の下駄箱で履き替えた、白い布の靴。あなたはあれを「上履き」と呼びましたか、それとも「上靴」でしたか。同じ一足を指す言葉なのに、全国では呼び名がきれいに割れています。「うわばき」「うわぐつ」だけではありません。「ズック」「バレーシューズ」...
言葉と論理の話

「虫の知らせ」「腹の虫」、日本語に虫の言葉が多いのはなぜか

「虫の知らせ」で胸がざわつき、「腹の虫」が治まらずに腹を立て、「虫の居所が悪い」と不機嫌になる。日本語には、まるで体の中に小さな虫が棲んでいて、その虫が気分や体調を左右しているかのような言い回しがたくさんあります。なぜ日本語には「虫」を使っ...
言葉と論理の話

お花摘みとキジ撃ち、山でトイレをそう呼ぶようになったわけ

山を歩いていて仲間が「ちょっとお花摘みに」と言って草むらへ消えていく。優雅な響きですが、これは登山で「トイレに行ってくる」を指す隠語です。女性なら「お花摘み」、男性なら「キジ撃ち」。花や猟という、トイレとはおよそ縁のなさそうな言葉が、なぜ用...