心理学には、人の行動にひそむ意外な仕組みを明らかにした、有名な実験や効果がたくさんあります。このページでは「○○効果」「○○実験」として知られる心理学のトピックを、テーマ別にまとめました。気になるものから読んでみてください。
有名な心理実験(集団と社会)
人は集団の中で、どこまで周りに流されるのか。社会心理学の古典的な実験が、その答えを突きつけてきました。
アッシュの同調実験
多数派がそろって明らかに間違った答えを選ぶと、正解がわかっている人でも約3割が同調しました。同調がどこから生まれるのかを読み解きます。

スタンフォード監獄実験
ごく普通の大学生が、「看守」と「囚人」という役割を与えられただけで人が変わってしまいました。役割が行動を支配する怖さを、この実験は突きつけます。

傍観者効果
人が多いほど、かえって誰も助けに動かなくなることがあります。その裏には「責任の分散」という心理が働いているのです。

ホーソン効果
「見られている」という意識だけで、人の働きぶりは変わるのでしょうか。1920年代の工場で行われた観察実験が、その手がかりを残しました。

グループ極性化
みんなで話し合うと、結論はむしろ過激な方へ振れることがあります。集団討議に潜む、そんな落とし穴を見ていきましょう。

モスコヴィッチの少数派影響
集団を動かすのは、多数派だけではありません。一貫した態度をとる少数派が、多数派の判断さえ変えうることを示した実験です。

オートキネティック効果
暗闇では、止まっているはずの光の点が動いて見えます。この錯覚を使い、人が集団の判断に引きずられる様子を調べた研究でした。

心理効果とバイアス
自分では合理的に判断しているつもりでも、心はあちこちで思わぬクセを見せます。代表的な効果とバイアスを集めました。
単純接触効果
何度も目にするうちに、いつのまにか好意を抱いてしまう。ザイアンスが示した「なじみ」の心理的な力を紹介します。

認知的不協和
退屈な作業を「面白かった」と人に伝えるとき、報酬が1ドルだった人ほど本心まで変わってしまいました。フェスティンガーの実験が示す、心の辻褄合わせをひもときます。

アンダーマイニング効果
好きでやっていたことも、報酬をもらうと一転してやる気を失うことがあります。内発的な動機を守るためのヒントを探りました。

自己奉仕バイアス
成功は自分の手柄、失敗は運や他人のせい。誰もが少しずつ持っている、心の防衛ラインを見つめ直しました。

ツァイガルニク効果
人は、やり遂げたことよりも中断されたことのほうをよく覚えています。ドラマの「続きが気になる」仕組みを、1927年の実験からひもときます。

ラベリング理論
「問題児」と呼ばれ続けた子が、本当にそのように育っていく。レッテルが行動を形づくる仕組みを追いました。

ローゼンタール効果(ピグマリオン効果)
「この子は伸びる」と教師が期待しただけで、生徒の成績が実際に上がったといわれます。期待が結果を左右する現象を取り上げます。

発達・学習・自制の心理
人はどう育ち、どう学び、どう自分を律するのか。発達と学びにまつわる心理を集めました。
ハーロウの愛着実験
子ザルは、ミルクを出す針金の母より、布でできた温かい母に寄り添いました。愛着の土台が「ぬくもり」にあることを示した実験です。

マシュマロテスト
目の前のマシュマロを我慢できた子は、将来どうなったのか。自制心と将来の関係をめぐる、有名な追跡研究を見ていきます。

エリクソンの発達段階説
人の一生を8つの段階に分け、思春期を「自分とは何者か」を探す時期ととらえた理論です。学びたくない時期の背景を読み解きました。

分散学習と集中学習
一夜漬けと、間隔を空けた学習。記憶に残りやすいのはどちらなのかを、忘却の仕組みから考えます。

対人と日常の心理
身近な人づきあいや、つい繰り返してしまう行動の裏側にも、心理の理屈が隠れています。日常で出会う心理を取り上げました。
ゴフマンの印象操作理論
人は他人の前で「演じる自分」と、舞台裏の素の自分を使い分けています。社会的なふるまいのしくみを解説します。

ダブルバインド
「自由にしていい」と言いながら、いざ選ぶと不機嫌になる。そんな矛盾したメッセージが人を縛る心理を取り上げました。

会話スタイルのすれ違い
「説明しすぎる人」と「察してほしい人」は、なぜすれ違うのでしょうか。コミュニケーションのズレが生まれる背景を考えます。

遅刻が直らない心理
何度も「また遅刻」を繰り返してしまう人の頭の中では、いったい何が起きているのでしょうか。

物が捨てられない心理
「もったいない」「いつか使う」。物を手放せない気持ちの正体を、心理の面からひもときました。


