私たちが「当たり前」に食べている日本の料理や洋食。その多くは、海外から伝わった原型や、時代ごとの工夫を重ねて今の形になりました。このページでは「起源と歴史」シリーズのうち、和食・郷土料理と、日本で独自に育った洋食をまとめています。気になる一品から読んでみてください。
和食・郷土料理(14記事)
寿司や天ぷら、焼き鳥に焼肉。食卓でおなじみの一品にも、それぞれ意外なルーツが隠れているのをご存じでしょうか。
おにぎり
弥生時代の遺跡からは、米を握った跡の残る炭化米が見つかっています。携帯食として受け継がれた握り飯は、海苔やコンビニ文化を経て今の形になりました。

コンビニのおにぎりはなぜ三角形なのか
コンビニのおにぎりは、なぜ三角形が主流なのでしょうか。製造・陳列・包装それぞれの都合が重なって定着した、意外と合理的な背景があったのです。

手巻き寿司
酢飯と具を海苔で「包む」という食べ方は、どこから来たのでしょう。家庭に広がった手巻きスタイルが生まれた背景をひもときました。

刺身
生の魚をおいしく食べる文化は、醤油・包丁・冷蔵技術がそろって初めて完成しました。三つの条件がいつ出そろったのでしょうか。

天ぷら
衣をつけて揚げる調理法は、もともとポルトガルから伝わったものでした。そこから余分をそぎ落とした「引き算の料理」へと洗練されていったのです。

焼き鳥
江戸時代には、雀などを焼いて売る「雀焼き」がありました。そこから鶏の串焼きへと移り変わっていきました。

焼肉
肉を焼いて食べるスタイルが「焼肉」として根づくのは、戦後のことです。安価だった内臓肉が、日本独自の食文化へと育っていきました。

から揚げ
「唐揚げ」はもともと、江戸時代の文献に登場する豆腐の揚げ物を指す言葉でした。鶏のから揚げが昭和の定番になるまでには、思いがけない回り道があったのです。

もんじゃ焼き
駄菓子屋で子どもが文字を書いて遊んだ「文字焼き」が、もんじゃ焼きの原型です。そこから月島のソウルフードへと育っていった道のり。

すき焼き
文明開化とともに広まった「牛鍋」から枝分かれして生まれたのが、すき焼きでした。日本を代表する鍋料理として、どう定着していったのでしょうか。

しゃぶしゃぶ
そのルーツは、モンゴルの羊肉料理にさかのぼるとされています。牛肉の鍋料理として日本で姿を変えるまでの経緯をひもときました。

ほうとう
武田信玄が陣中食にしたと伝わる、山梨の郷土麺です。味噌仕立ての幅広い麺が、どう受け継がれてきたのでしょう。

お好み焼き
そのルーツは、千利休が好んだ茶菓子にさかのぼるともいわれます。関西と広島、二つのスタイルに分かれるまでの歴史をたどりました。

たこ焼き
1935年、大阪の一人の職人がラヂオ焼きから生み出したのが、たこ焼きの始まりです。大阪名物として全国に広がっていきました。

日本生まれの洋食(8記事)
カレーやオムライス、ハンバーグ。「洋食」と呼ばれる料理の多くは、海外の原型を日本の食卓に合わせて作り替えたものです。
とんかつ
西洋のカツレツが、厚切りの豚肉を揚げる「とんかつ」へと姿を変えました。ご飯に合う日本食として定着するまでの転換点とは。

カレーライス
インド生まれのカレーは、イギリスを経由して日本へ伝わりました。海軍の食事などを通じて「日本食」と呼べるほど根づいたのです。

オムライス
卵で包んだご飯というシンプルな料理ながら、複数の店が元祖を主張しています。日本生まれの洋食として広まるまでの経緯をたどりました。

ハンバーグ
ドイツ・ハンブルクの港町料理がルーツとされる、ハンバーグ。和風おろしソースまで生んだ、日本ならではの進化をたどりました。

コロッケ
もとは、フランスの宮廷料理クロケットでした。それが肉屋の店先に並ぶ庶民の惣菜へと姿を変えていったのです。

ナポリタン
名前はナポリでも、イタリアには存在しない日本生まれのスパゲッティです。喫茶店文化とともに広まった背景には何があったのでしょう。

ハヤシライス
名前の由来には諸説あり、いまも定説がありません。謎を残したまま洋食の定番になった、そのルーツに迫りました。

グラタン
「グラタン」はもともと、鍋にできた「おこげ」を意味する言葉でした。そこからドリアが生まれるまでの流れをたどりました。

和食・洋食だけでなく、麺・お菓子・飲み物まで含めた全体のまとめはこちらです。



